コラム
猛暑を乗り切る体に仕上げる!今から始める「夏バテしない体づくり」

近年、日本の夏は「酷暑」や「危険な暑さ」と表現されることが当たり前になりました。最高気温が35℃を超える猛暑日や、夜間も気温が下がらない熱帯夜が続くと、私たちの体は想像以上のダメージを受けます。
夏が本格化してから「体がだるい」「食欲がない」「やる気が出ない」といった夏バテの症状に悩まされる方は少なくありません。しかし、夏バテは夏が来る前の「今(初夏)」の過ごし方と準備によって、未然に防ぐこと、あるいはその影響を最小限に抑えることが十分に可能です。
本記事では、パーソナルトレーニングとピラティスを軸に、皆様の健康的で美しい体づくりをサポートする「シンプルワークアウト」が、今から始めるべき「夏を乗り越えるための体づくり」を7つの章にわたって徹底解説します。
運動、食事、睡眠、そして日常生活のちょっとした工夫まで、科学的根拠に基づいたアプローチで、暑さに負けない健やかな体を一緒に作っていきましょう。

1. なぜ「今から」の準備が重要なのか?(暑熱順化の科学)
「暑くなってから対策をすればいい」と考えていませんか? 実は、人間の体が本格的な暑さに適応するまでには、約2週間から数週間の時間がかかります。この、体が暑さに慣れるプロセスのことを医学用語で「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と呼びます。
1-1. 暑熱順化(しょねつじゅんか)のメカニズム
人間の体は、体温が上がると汗をかき、その汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げようとします。しかし、涼しい春や冷房の効いた部屋にずっといると、汗をかく機会が減り、汗腺(かんせん)の機能が休眠状態になってしまいます。
暑熱順化がスムーズに進むと、以下のような体の変化が起こります。
- 低い体温から汗をかき始める: 体温が上がりすぎる前に効率よく冷却が始まります。
- 汗の量が増える: より多くの熱を体の外へ逃がせるようになります。
- 汗に含まれる塩分が少なくなる: 体内の大切なミネラル(ナトリウムなど)が失われにくくなり、疲労感や脱水を防ぎます。
- 皮膚の血流量が増える: 体の深部の熱を体表から放熱しやすくなります。
今、この時期から意識的に汗をかく習慣をつけ、暑熱順化を促しておくことこそが、最強の夏バテ予防・熱中症対策になるのです。

1-2. 現代人が陥りやすい「汗をかけない体」
現代社会では、オフィスや自宅、公共交通機関に至るまで、どこでも冷房が完備されています。これは熱中症を予防する上で非常に重要なことですが、一方で「24時間常に快適な温度の中で過ごす」ということにもつながります。
その結果、私たちの自律神経や汗腺は、体温をコントロールするトレーニングを行う機会を失ってしまいます。急に屋外の猛暑に晒されたとき、休眠状態の汗腺はすぐに対応できません。汗がうまく出ないと、体内に熱がこもり、熱中症や慢性的な倦怠感(夏バテ)を引き起こす原因になります。
だからこそ、初夏の段階から「意図的に体を動かし、適切な汗をかく環境」を私生活に取り入れる必要があるのです。

2. 運動アプローチ:筋肉量アップとピラティスが夏を救う
夏バテしない体づくりの基盤となるのが「運動」です。特に、シンプルワークアウトが推奨する「筋力トレーニング(パーソナルジムでのワークアウト)」と「ピラティス」は、暑さに強い体を作るために絶大な効果を発揮します。
2-1. 筋肉は「体内の水分タンク」である
多くの人が見落としがちな事実として、「筋肉は水分を大量に蓄えるタンクである」という点があります。
人間の体の約60%は水分で構成されていますが、その大部分は筋肉(骨格筋)に蓄えられています。脂肪組織には水分が約10〜20%ほどしか含まれないのに対し、筋肉には約75〜80%もの水分が含まれているのです。
つまり、筋肉量が多い人ほど、体内に豊かな水分を蓄えているため脱水症状に陥りづらく、熱中症のリスクを下げることができるのです。
パーソナルトレーニングによる効率的な筋肉量アップ
自己流のトレーニングでは、適切な負荷がかけられず、効率よく筋肉を増やすことが難しい場合があります。特に夏バテ予防に必要なのは、体の中で最も大きな筋肉が集まっている「下半身」の強化です。
シンプルワークアウトのパーソナルトレーニングでは、主に以下の大きな筋肉群をターゲットにします。
- 大腿四頭筋(太ももの前側): 体の中で最も体積が大きい筋肉。
- 大臀筋(お尻の筋肉): 骨盤を支え、力強い動作を生み出す筋肉。
- ハムストリングス(太ももの裏側): 代謝向上や姿勢改善に寄与する筋肉。
これらの筋肉をスクワットやレッグプレス、デッドリフトなどの種目で安全かつ効果的に鍛えることで、体内の「水分タンク」を大きく拡張し、同時に基礎代謝を高めて太りにくい体を作ることができます。

2-2. ピラティスで自律神経を整え、内臓機能をキープする
夏バテの最大の原因の一つが、「自律神経の乱れ」です。屋外の殺人的な暑さと、冷房がガンガンに効いた室内の温度差(寒暖差)を何度も行き来することで、体温調節を司る自律神経(交感神経と副交感神経)が過剰に働き、疲弊してしまいます。自律神経が乱れると、胃腸の動きが悪くなり、食欲不振や全身の倦怠感、不眠につながります。
ここで絶大な効果を発揮するのがピラティスです。
胸式呼吸と背骨へのアプローチ
ピラティス特有の「胸式ラテラル呼吸」は、肋骨を横や後ろに大きく広げるように息を吸い、お腹を薄く凹ませながら息を吐く呼吸法です。この深い呼吸は、交感神経を適度に刺激して頭をすっきりさせつつ、自律神経の切り替えスムーズにします。
また、ピラティスでは「背骨の一骨一骨を独立して動かすこと(アーティキュレーション)」を徹底的に行います。背骨の周りには多くの自律神経が通っているため、背骨を正しい位置に整え、柔軟性を持たせることで、神経の伝達が劇的に改善します。
インナーマッスルの強化と内臓下垂の防止
ピラティスによって体幹(コルセットの役割を果たす腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群)が鍛えられます。多くの現代人は、デスクワークやスマートフォンの見すぎによって姿勢が崩れ、内臓が本来あるべき位置から下へ押し下げられる「内臓下垂」の状態になっています。
内臓が圧迫されると、ただでさえ夏場に低下しやすい消化吸収機能がさらに悪化します。ピラティスでインナーマッスルを強化し、骨盤と背骨を正しい位置に戻すことで、内臓が本来のスペースを確保でき、夏の食欲不振や胃もたれを根本から予防することができます。

2-3. 用賀で始める、あなただけのマンツーマンセッション
シンプルワークアウトは、世田谷区・用賀エリアで、質の高いパーソナルトレーニングとマシンピラティスを融合させた指導を行っています。
「ジムに通ったことがない」「運動が苦手で体力が持つか不安」という方でも、完全個室のプライベート空間で、経験豊富なプロのトレーナーがマンツーマンであなたに伴走します。現在の体力レベル、過去の怪我の有無、そして「この夏をどう過ごしたいか」という目標に合わせて、負荷や種目を細かく調整します。
今から週1〜2回のセッションを積み重ねることで、7月・8月の本番を迎える頃には、暑さにビクともしない、引き締まった美しい体へと生まれ変わっているはずです。

3. 食事・栄養アプローチ:夏バテを寄せ付けない食事戦略
「暑いから」といって、冷たいそうめんやざる蕎麦、アイスクリーム、冷えたビールばかりを摂取していると、あっための間に夏バテの沼にハマってしまいます。今から意識すべきは、「代謝を円滑にし、胃腸を労わる栄養摂取」です。
3-1. ビタミンB群の積極的な摂取(エネルギー産生の鍵)
私たちが食べた糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変えるためには、ビタミンB群が不可欠です。これらが不足すると、どんなに食事を摂ってもエネルギーに変換されず、疲労物質として体内に蓄積し、「だるさ」や「慢性疲労」の原因になります。
特に重要なビタミンB群とその役割、食材は以下の通りです。
① ビタミンB1(糖質代謝の主役)
- 役割: ご飯や麺類などの糖質を効率よくエネルギーに変えます。不足するとイライラや集中力低下、足のむくみにつながります。
- 豊富に含まれる食材: 豚ヒレ肉、豚モモ肉、うなぎ、玄米、大豆、枝豆。
- 調理のコツ: ビタミンB1は、にんにくや玉ねぎ、ニラ、ネギに含まれる「アリシン」という成分と結合すると「アリチアミン」という物質に変化します。これにより体への吸収率が格段にアップし、血中に長く留まって効果を持続させます。豚肉とニラの炒め物や、ネギをたっぷり乗せた豚しゃぶなどは理にかなった夏バテ予防メニューです。
② ビタミンB2(脂質代謝と粘膜の保護)
- 役割: 脂質をエネルギーに変え、皮膚や髪、爪、そして胃腸の粘膜を健康に保ちます。
- 豊富に含まれる食材: 豚レバー、鶏レバー、納豆、卵、ほうれん草、アーモンド。
③ ビタミンB6(タンパク質代謝と筋肉合成)
- 役割: 摂取したタンパク質をアミノ酸に分解し、筋肉や皮膚、血液を作る手助けをします。
- 豊富に含まれる食材: 鶏胸肉、ささみ、マグロ(赤身)、カツオ、バナナ、ニンニク。

3-2. タンパク質の絶対量確保(筋肉維持と酵素の材料)
暑くなると食欲が落ち、手軽に食べられる炭水化物(麺類など)に偏りがちです。しかし、タンパク質が不足すると、せっかくワークアウトやピラティスで鍛えた筋肉が減少してしまい、前述の「水分タンク」が縮んでしまいます。
さらに重要なのは、食べ物を消化・吸収するための「消化酵素」や、体内に侵入したウイルスと戦う「免疫物質」、さらにはハッピーホルモンと呼ばれる「セロトニン」などの神経伝達物質も、すべてタンパク質から作られているという点です。タンパク質不足は、消化不良、免疫力低下、メンタルの不調をドミノ倒しのように引き起こします。
毎食「手のひら1杯分」のタンパク質を
具体的な目安として、毎食、自分の手のひら(指の部分を除く)の大きさと厚み分の肉、魚、卵、大豆製品を摂取することを目指しましょう。
- 朝食: 卵2個、納豆1パック、ギリシャヨーグルト
- 昼食: 焼き魚定食(サケやサバ)、または鶏胸肉のサラダチキン
- 夕食: 豚肉の赤身ステーキ、豆腐一丁、刺身の盛り合わせ
食欲が出ないときは、冷たくて喉越しが良いからといって炭水化物に逃げるのではなく、冷奴にカツオ節をたっぷりかける、あるいはプロテインパウダーを冷水やアーモンドミルクでシェイクして飲むなどして、スマートにタンパク質を補給しましょう。

3-3. ミネラル(カリウム・マグネシウム・亜鉛)の補給
汗をかくと、水分と一緒に多くのミネラルが体外へ流出します。特に重要なのがカリウムです。
カリウム(細胞内の水分バランスを調整)
カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、細胞内の水分量を適切に保つ働きがあります。不足すると細胞が脱水状態になり、筋肉のけいれん、足のつり、強い倦怠感を引き起こします。
- 豊富な食材: バナナ、アボカド、キウイフルーツ、ほうれん草、トマト、ブロッコリー、パセリ。
マグネシウム(エネルギー代謝のサポート)
300種類以上の体内酵素の働きを助けるミネラルで、筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにします。
- 豊富な食材: あおさ、ワカメ、ひじきなどの海藻類、玄米、ナッツ類(カシューナッツ、アーモンド)。
亜鉛(細胞代謝と免疫力の維持)
新陳代謝を活発にし、味覚を正常に保ちます。夏場に「何を食べても味がしなくて食欲が出ない」という場合は、亜鉛不足の可能性があります。
- 豊富な食材: 牡蠣、ビーフ(赤身)、豚レバー、卵黄、カボチャの種。
3-4. 腸内環境を整える「シンバイオティクス」
「免疫の約7割は腸に集まっている」と言われるほど、腸内環境は全身の健康を左右します。自律神経が乱れると、便秘や下痢が起こりやすくなり、栄養の吸収率も下がってしまいます。
今から腸内環境を整えるために、プロバイオティクス(善玉菌そのもの)とプレバイオティクス(善玉菌の餌になるもの)を同時に摂取する「シンバイオティクス」を意識しましょう。
- 善玉菌を含む食品: 納豆、キムチ、味噌、ぬか漬け、ヨーグルト、甘酒。
- 善玉菌の餌になる食品: ゴボウ、オクラ、アボカド、海藻、キノコ類(水溶性食物繊維が豊富なもの)、オリゴ糖。
毎日1回は発酵食品と野菜・海藻をセットで食べるルーティンを確立してください。

4. 生活習慣・環境アプローチ:自律神経と睡眠を守る
運動と食事をどれだけストイックに整えても、日々の「生活習慣」と「睡眠環境」が乱れていれば、夏バテを完全に防ぐことはできません。ここで明暗を分けるポイントを詳しく解説します。
4-1. 今から始める「湯船入浴法」で汗腺を覚醒させる
暑くなってくると、お風呂をシャワーだけで済ませてしまう人が急増します。しかし、これからの時期こそ「毎日湯船に浸かること」が、最強の暑熱順化トレーニングになります。
正しい入浴のステップ
- お湯の温度: 38℃〜40℃のぬるめのお湯に設定します。42℃以上の熱すぎるお湯は、交感神経を刺激して体が興奮状態になり、睡眠を妨げてしまいます。
- 入浴時間: 10分〜15分ほど、じっくりとみぞおち、あるいは肩まで浸かります。
- 効果: じんわりと汗をかくまで湯船に浸かることで、休眠していた汗腺が刺激され、開くようになります。また、お湯の浮力効果によって筋肉の緊張がほぐれ、副交感神経が優位になり、1日の自律神経の疲れをリセットできます。
週に数回、入浴剤(エプソムソルトなど、マグネシウムを豊富に含むもの)を入れると、皮膚からのマグネシウム吸収も期待でき、筋肉の疲労回復にさらに効果的です。
4-2. 睡眠環境の最適化(夜間の「隠れ熱中症」を防ぐ)
夏バテの負のスパイラルは、多くの場合「睡眠不足」から始まります。夜間にしっかり脳と体を休められないと、翌日の疲労が回復せず、さらに暑さに弱い体になってしまいます。また、驚くべきことに、熱中症の約4割は「夜間、自宅の寝室」で発症しているというデータもあります。
エアコンは「朝までつけっぱなし」が鉄則
「冷えすぎるから」「電気代が気になるから」と、2時間程度の切タイマーにして寝る方がいますが、これは最も避けるべき行為です。タイマーが切れた後に室温と湿度が急上昇し、その不快感で目が覚めてしまう(あるいは眠りが浅くなる)ことで、睡眠の周期が分断され、脳が全く休息できません。
- 推奨設定: 設定温度を26℃〜28℃にし、エアコンの風が直接体や顔に当たらないように風向を「上向き」または「スイング」に調節します。
- 湿度のコントロール: 室温だけでなく「湿度」が重要です。湿度が60%を超えると汗が蒸発しにくくなり、体感温度が上がります。エアコンの除湿機能(ドライ)を活用するか、除湿機を併用して、湿度を50%〜55%に保つようにしてください。
寝具の工夫
吸湿性・放湿性の高いリネン(麻)や、触って冷たく感じる接触冷感素材のシーツ・枕カバー、掛け布団を取り入れることで、入眠時の不快感を大幅に軽減できます。特に頭部を冷やすことは、脳の温度を下げて深い睡眠(ノンレム睡眠)を誘発するために非常に有効です。通気性の良い枕を選びましょう。
4-3. 「冷房病(クーラー病)」に負けない対策
これからオフィスや商業施設、電車内などは、外気温に関係なく過剰に冷やされるようになります。外気温が35℃で、室内に22℃の風が吹いているような環境は、体にとって過酷なストレスです。私たちの体は、5℃以上の急激な温度差に何度も晒されると、体温調節機能を失ってしまいます。
自衛のための3つの習慣
- 羽織るものの常備: オフィスや移動中にサッと羽織れるカーディガン、軽量なストール、あるいはジャケットを常にバッグに入れておく、またはオフィスに置き傘ならぬ「置き上着」をしておきましょう。
- 下半身を冷やさない: 冷気は部屋の下部に溜まります。デスクワークの方は、ひざ掛けを使用したり、薄手のレッグウォーマーを着用して、足首やふくらはぎを冷えから守りましょう。ふくらはぎは「第二の心臓」であり、ここが冷えると全身の血流が滞ります。
- 温かい飲み物を選択肢に: 冷房の効いた室内では、あえて温かいハーブティーや白湯、常温の飲み物を選ぶことで、内臓の温度(深部体温)が下がりすぎるのを防ぎます。
5. 正しい水分・塩分補給のテクニック(脱水を防ぐ科学)
「喉が渇いた」と感じた時点で、体はすでに軽度の脱水状態(体重の約1〜2%の水分が失われた状態)に陥っています。水分補給は「渇く前に、予測して、こまめに」が鉄則です。
5-1. 1日の水分摂取量の正確な目安
一般的に、健康な大人が1日に必要とする水分量は約2リットルから2.5リットルと言われています。これは、普通に生活しているだけでも呼吸や皮膚からの蒸発(不感蒸泄)、排尿などによって毎日約2.5Lの水分が失われているからです。食事から摂取できる水分(約1L)を差し引くと、純粋に「飲み物」から最低でも1.5L〜2Lを摂取する必要があります。
ワークアウトやピラティスを行う日は、さらにその運動量に応じて500ml〜1L程度をプラスする必要があります。
「コップ1杯(約150〜200ml)」を細かく分ける
一度に大量の水を(例えば500mlを一気飲みなど)飲んでも、人間の胃腸は1回に約200ml程度しかスムーズに吸収できません。吸収しきれなかった水分は、単に尿として排出されるか、胃に溜まって胃液を薄め、消化不良の原因になってしまいます。
以下のようなタイミングで、生活の中に水分補給を組み込みましょう。
- 起床直後: 寝ている間にコップ1杯以上の汗をかいています。血液のドロドロを防ぐためにも必須です。
- 通勤・通学の前後: 移動による軽い運動の前に水分を満たしておきます。
- デスクワーク中(1〜2時間おき): 集中していると忘がちですが、タイマーをかけるなどして定期的に口にします。
- 運動の前後・最中: シンプルワークアウトでのセッション中は、インターバルごとに必ず水分を摂っていただきます。
- 入浴の前後: 入浴による発汗に備えます。
- 就寝直前: 夜間の脱水と熱中症を防ぐための「宝水(たからみず)」です。
5-2. 水分の「質」を徹底比較
何を飲むかによって、水分補給の効率は180度変わります。
| 飲み物の種類 | メリット | デメリット・注意点 | 推奨度 |
| 常温の水・ミネラルウォーター | 胃腸に負担をかけず、余計なカロリーや糖分がない。毎日飲むベースとして最適。 | 大量に汗をかいた時は塩分が補給できない。 | ★★★★★ |
| 麦茶 | カフェインゼロ。カリウムやナトリウムなどのミネラルを含み、香ばしい成分(ピラジン)が血流を良くする。 | 特になし。夏場の定番として非常に優秀。 | ★★★★★ |
| スポーツドリンク | 水分・塩分・糖質がバランスよく配合されており、運動中や大量発汗時の吸収が極めて早い。 | 糖分が非常に高い(角砂糖数個分)。日常的に水の代わりに飲むと血糖値が急上昇し、太る原因や倦怠感(ペットボトル症候群)を招く。 | ★★★☆☆ (運動時のみ推奨) |
| 経口補水液 | スポーツドリンクよりも塩分濃度が高く、糖分が低い。脱水状態からの回復に最も優れる。 | 健康な時に飲むと塩味が強く美味しくない。高血圧など塩分制限がある人は注意が必要。 | ★★☆☆☆ (緊急・脱水時のみ) |
| コーヒー・緑茶・紅茶 | ポリフェノールやカテキンなどの抗酸化物質が含まれる。 | カフェインの強い利尿作用により、飲んだ量以上の水分が尿として排出されてしまうため、水分補給にはカウントできない。 | ★☆☆☆☆ (嗜好品として) |
| アルコール(ビール等) | 爽快感がある。 | アルコールを分解するために、飲んだ量以上の水分が体から奪われる(究極の脱水飲料)。「ビールを飲んだら、それ以上の水を飲む」が鉄則。 | 基準外 |
基本は「常温の水」または「麦茶」をメインとし、シンプルワークアウトでのハードなトレーニング時や、屋外で1時間以上活動して大量に汗をかいた時のみ、スポーツドリンクや塩分タブレットを併用するという使い分けを徹底してください。
6. シンプルワークアウトが提案する「パーソナル&ピラティス」週単位スケジュール
では、実際に今から夏に向けて、どのようにライフスタイルの中に運動を取り入れていけば良いのでしょうか。シンプルワークアウトが推奨する、無理なく、かつ確実に体を変えるための「理想の週単位スケジュール」の一例をご紹介します。
多忙なビジネスパーソンや、家事・育児に追われる方でも、週2回のセッションを軸にすることで、生活にメリハリが生まれ、自律神経のリズムが整いやすくなります。
【週2回プラン】理想のウィークリーコンディショニング
- 月曜日:リセット&ワークスタイル
- 週の始まり。週末ののんびりしたモードから仕事モードへ切り替えます。意識的に階段を使い、こまめな水分補給をスタート。
- 火曜日:【シンプルワークアウト】パーソナルトレーニング(50分)
- 週の前半にしっかりと大きな筋肉(下半身・背中)に負荷をかけます。スクワットやウエイトトレーニングを行い、成長ホルモンの分泌を促します。しっかりと汗をかき、体内の「水分タンク」を刺激します。トレーニング後は、プロテインでタンパク質を即座に補給。
- 水曜日:アクティブリカバリー(積極的休養)
- 前日の心地よい筋肉痛を感じつつ、食事では豚肉やビタミンB群を多めに摂取。夜は必ず40℃の湯船に15分浸かり、血行を促進して疲労物質を流します。
- 木曜日:内勤・日常の意識
- オフィスの冷房対策として、1枚羽織るものを持参。冷たいジュースではなく、常温の麦茶をデスクに常備します。
- 金曜日:【シンプルワークアウト】マシンピラティス(50分)
- 週の終わりに、デスクワークや平日の疲れでガチガチになった背骨と骨盤をピラティスで解放します。深い胸式呼吸を行いながらインナーマッスルをコントロールすることで、乱れがちだった自律神経をリセット。週末に向けて胃腸の働きを活性化させます。
- 土曜日:アクティブな週末
- 家族との外出や趣味の時間を楽しみます。ピラティスで整った正しい姿勢を意識して歩くだけで、日常の消費カロリーがアップします。ビタミン豊富なフルーツ(バナナやキウイ)を朝食にプラス。
- 日曜日:完全休息と翌週への準備
- エアコンを27℃・除湿モードで朝までかけっぱなしにし、質の高い睡眠を8時間以上確保します。翌週のパフォーマンスを高めるためのマインドセットを行います。
このように、「強度の高いパーソナルトレーニング」で筋肉量を増やし、「調整力の高いピラティス」で自律神経と姿勢を整えるという、静と動のアプローチを週の中に組み合わせることこそが、シンプルワークアウトが誇る唯一無二のハイブリッドコンディショニングです。
7. まとめ:今からの行動が、数ヶ月後のあなたの笑顔を作る
過酷な夏を元気に、そして疲れ知らずの美しい体で乗り越えるためのポイントをもう一度、頭に叩き込みましょう。
- 「今」から少しずつ汗をかく練習(暑熱順化)を始め、汗腺を100%機能させる。
- パーソナルトレーニングで大きな筋肉(下半身)を鍛え、体内の水分タンクを大きくする。
- ピラティスで背骨を柔軟にし、胸式呼吸を取り入れることで、冷暖房差に負けない自律神経を作る。
- ビタミンB1(豚肉×ニンニク・ニラなど)、タンパク質、カリウムを毎食意識して、エネルギーを効率よく産生する。
- シャワーで済ませず、毎日39℃〜40℃の湯船に浸かって深部体温をコントロールする。
- 夜間の寝室は、エアコンを朝まで26℃〜28℃(湿度50%前後)でつけっぱなしにし、睡眠の質を死守する。
- 水分補給は「常温の水」や「麦茶」を、コップ1杯ずつ、乾く前に1日を通じてこまめに飲む。
これらの習慣は、一朝一夕で身につくものではありません。人間の細胞や筋肉、そして神経システムが新しく生まれ変わるためには、最低でも数週間から3ヶ月の期間が必要です。だからこそ、本格的な猛暑・酷暑が到来する前の「今この時期」に、重い腰を上げて行動を起こすことに、計り知れない価値があるのです。
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私たちシンプルワークアウトは、単に体重の数値を落とすだけの、無理な食事制限や過度な減量を行うジムではありません。お客様が365日、どの季節であっても、エネルギーに満ち溢れ、自分の思い通りに動かせる健康的で機能的な体であり続けるためのトータルサポートを行っています。
- 「毎年、7月や8月になると体が重くて寝込んでしまう」
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