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緊張体質と肩こりの関係|なぜ肩に力が入りやすいのか?

「気づくと肩に力が入っている」
「仕事に集中すると肩がガチガチになる」
「マッサージをしても、すぐに肩こりが戻ってしまう」
このような悩みがある方は、単純に肩の筋肉が硬いだけではなく、身体が常に緊張しやすい状態になっている可能性があります。
肩こりというと、「姿勢が悪い」「肩を使いすぎている」と考えがちです。しかし、日常的なストレスや緊張、呼吸の仕方なども、肩まわりの筋肉の状態に影響することがあります。
今回は、緊張しやすい身体と肩こりの関係について、わかりやすく解説します。
1.緊張すると、なぜ肩に力が入るのか?

「気づいたら肩が上がっている」
「仕事中、肩や首がずっと力んでいる」
「人と話していると、なぜか身体が固まってしまう」
このような経験がある方は、もしかすると身体が緊張しやすい状態になっているかもしれません。
人間の身体は、緊張や不安、集中などを感じると、無意識に筋肉へ力が入りやすくなります。
これは、身体が外部からの刺激に対応するための自然な反応の一つです。
緊張すると身体は「守る」方向に働く
例えば、突然大きな音がしたとき、身体が一瞬ビクッとした経験はありませんか?
肩がすくみ、首が縮こまり、身体に力が入ります。
これは意識して行っているわけではありません。
身体が刺激に反応して、素早く身を守ろうとしているからです。
日常生活でも、仕事のプレッシャーや人前での緊張、時間に追われている状態などが続くと、同じように身体へ力が入りやすくなることがあります。
特に肩や首は、頭や腕を支えたり、呼吸を補助したりする役割を持つ筋肉が集まっているため、緊張の影響を感じやすい場所の一つです。
問題は「力が入ること」ではなく「力が抜けなくなること」
緊張すること自体は悪いことではありません。
スポーツをするときや集中するときなど、適度な筋肉の緊張は身体を動かすために必要です。
問題になるのは、必要な場面が終わっても身体の力が抜けず、緊張した状態が長く続いてしまうことです。
例えば、
「仕事が終わっても肩が上がったまま」
「家でリラックスしているのに首が張っている」
「寝る前になっても身体が力んでいる」
といった状態です。
筋肉は本来、必要なときに働き、必要がなくなれば休むことができます。
しかし、常に力が入り続けていると、肩や首周辺に疲労感や張りを感じやすくなります。
「無意識の力み」に気づいていますか?
肩こりが慢性化している方は、肩に力が入っていることが当たり前になり、自分では気づきにくくなっている場合があります。
一度、今の身体をチェックしてみましょう。
パソコンやスマートフォンを見ているときに、
- 肩が耳に近づいていないか
- 奥歯を食いしばっていないか
- 呼吸を止めていないか
- 胸やお腹が固まっていないか
- 首をすくめた状態になっていないか
確認してみてください。
もし当てはまるものがあれば、まずは「力を抜こう」とするだけでも、自分の身体の状態を知るきっかけになります。
肩こり改善には「力を入れる」だけでなく「抜く」ことも大切
肩こりというと、「肩を鍛える」「肩をストレッチする」「肩を揉む」といった方法を考えがちです。
もちろん、それらも一つの方法です。
しかし、普段から肩に力が入りやすい方の場合、必要以上に力を入れない身体の使い方を身につけることも重要です。
ピラティスでは、呼吸と動きを合わせながら、自分の身体を意識して動かします。
「どこに力が入っているのか」
「本当にそこに力は必要なのか」
「力を抜いた状態でも動けるのか」
こうしたことを意識することで、自分の身体のクセに気づきやすくなります。
肩こりは「肩だけ」の問題とは限らない
肩がこっているからといって、必ずしも肩だけに原因があるとは限りません。
日常的なストレス、姿勢、呼吸、身体の使い方など、さまざまな要素が重なって肩に負担がかかっていることがあります。
だからこそ、肩を一時的にほぐすだけではなく、
「なぜ自分は肩に力が入りやすいのか?」
を考えてみることが大切です。
肩に力が入りやすいことに気づく。
そして、必要なときに力を入れ、必要のないときには力を抜く。
この「力のオン・オフ」をコントロールできる身体を目指すことが、肩こり対策の一つのポイントになります。
2.ストレスが肩こりにつながることもある

肩こりというと、「姿勢が悪いから」「デスクワークで肩を使いすぎているから」と考えることが多いかもしれません。
もちろん、長時間同じ姿勢を続けることや身体の使い方は、肩まわりの負担につながる要因の一つです。
しかし、それだけではありません。
精神的なストレスや緊張も、身体の筋肉の状態に影響することがあります。
「仕事が忙しい時期になると肩がこる」
「嫌なことがあった日は身体が重い」
「休んでいるはずなのに肩の力が抜けない」
このような経験がある方は、ストレスと身体の緊張が関係している可能性があります。
ストレスを感じると身体も緊張する
人間の身体には、外部からの刺激に対応するための仕組みがあります。
仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、忙しさなどが続くと、身体がリラックスしにくくなり、筋肉にも無意識に力が入りやすくなります。
例えば、集中して仕事をしているときに、
「肩が上がっている」
「首が前に出ている」
「歯を食いしばっている」
「呼吸が浅くなっている」
といった状態になっていないでしょうか。
本人は普通にしているつもりでも、身体は緊張した状態になっていることがあります。
「緊張→肩こり→さらに緊張」という悪循環
身体の緊張が長く続くと、肩や首周辺に疲労感や張りを感じることがあります。
すると、
肩がこる
↓
身体が重く感じる
↓
さらに身体を動かさなくなる
↓
同じ姿勢が長くなる
↓
肩まわりに負担がかかる
という悪循環につながることがあります。
さらに、「また肩がこってきた」と肩の状態を気にすることで、無意識に身体へ力が入りやすくなることもあります。
そのため、肩こりを考えるときには、肩そのものだけではなく、日常生活で身体がどれくらい緊張しているのかにも目を向けることが大切です。
「リラックスしてください」が難しい理由
肩こりがある方に、
「肩の力を抜いてください」
と伝えても、意外と難しいことがあります。
なぜなら、肩に力が入っていることが当たり前になっていると、「力が抜けた状態」が分からなくなっているからです。
そこで重要なのが、まず自分の身体の状態に気づくことです。
例えば仕事の合間に、
「今、肩が上がっていないかな?」
「奥歯を噛みしめていないかな?」
「呼吸を止めていないかな?」
と確認してみるだけでも構いません。
力を抜くことを無理に頑張るのではなく、まず「力が入っていることに気づく」ことから始めます。
身体を動かすことも緊張をリセットするきっかけになる
ストレスが多いときほど、身体を動かすことを後回しにしてしまう方もいます。
しかし、長時間同じ姿勢で過ごすよりも、適度に身体を動かすことで、身体の状態を切り替えるきっかけを作ることができます。
特にピラティスでは、呼吸を意識しながらゆっくり身体を動かすため、自分の身体に意識を向ける時間を作ることができます。
「今日は肩に力が入りやすいな」
「呼吸が浅くなっているな」
と気づくことも、身体を整える第一歩です。
肩こりは「肩だけをケアする」から卒業
肩がこったら肩を揉む。
もちろん、それも一つの方法です。
しかし、肩こりを繰り返しているのであれば、
「なぜ肩に力が入り続けているのか?」
を考えてみることも大切です。
仕事中のストレスなのか。
長時間のデスクワークなのか。
睡眠不足なのか。
呼吸が浅くなっているのか。
姿勢や身体の使い方なのか。
原因は一つとは限りません。
肩そのものだけを見るのではなく、身体全体と日常生活を見直すことで、肩こりとの向き合い方も変わってきます。
肩こり対策は、「肩をほぐす」だけではありません。
身体の緊張に気づき、適度に力を抜き、身体を動かす。
この習慣を少しずつ作ることが、肩こりを繰り返さないための一つのポイントになります。
3.呼吸と肩こりには関係がある

「肩こりと呼吸に何の関係があるの?」
と思う方も多いかもしれません。
実は、呼吸は肩や首まわりの筋肉とも関係しています。
普段は無意識に行っている呼吸ですが、ストレスや緊張が強いと呼吸の仕方が変化し、首や肩まわりの筋肉に負担がかかりやすくなることがあります。
特に、緊張すると「呼吸が浅くなる」「呼吸が速くなる」と感じる方もいるのではないでしょうか。
緊張すると呼吸が変わる
リラックスしているときは、比較的ゆったりとした呼吸をしています。
一方で、仕事に集中しているときや緊張しているときは、
「気づいたら息を止めている」
「呼吸が浅くなっている」
「胸だけで呼吸しているような感覚がある」
という状態になることがあります。
このような呼吸パターンが続くと、呼吸を補助する首や肩まわりの筋肉が必要以上に働く場合があります。
その結果、首や肩に疲労感や張りを感じることにつながることがあります。
肩をすくめるような呼吸になっていない?
一度、自分の呼吸をチェックしてみましょう。
ゆっくり息を吸ったときに、
「肩が大きく上がる」
「首に力が入る」
「胸だけが大きく動く」
という状態になっていないでしょうか?
もちろん、肩や胸が動くこと自体が悪いわけではありません。
呼吸には胸郭や肋骨、横隔膜、首・肩周辺の筋肉など、さまざまな身体の部位が関わっています。
大切なのは、呼吸をするときに必要以上に首や肩へ力が入っていないかということです。
呼吸が浅いと「力が抜けにくい」ことも
緊張しているときは、身体全体が力みやすくなります。
肩が上がる。
首が硬くなる。
胸まわりが動きにくくなる。
すると、さらに呼吸がしづらく感じる。
このように、身体の緊張と呼吸はお互いに影響し合うことがあります。
だからこそ、肩こり対策では肩を動かすだけでなく、呼吸を通して身体の緊張に気づくことも大切です。
ピラティスでは「呼吸と動き」を合わせる
ピラティスでは、エクササイズの動きだけではなく、呼吸も大切にします。
息を吸う。
息を吐く。
その呼吸に合わせて身体を動かす。
こうした練習をすることで、普段あまり意識していない呼吸や身体の動きに意識を向けることができます。
例えば、息を吐きながら肩の力を抜いたり、肋骨の動きを感じながら身体を動かしたりすることで、「自分はどこに力が入りやすいのか」に気づくきっかけになります。
「深呼吸すれば肩こりが治る」わけではない
ここで注意したいのは、呼吸だけですべての肩こりが改善するわけではないということです。
肩こりには、姿勢、運動不足、長時間の同じ姿勢、身体の使い方、ストレスなど、さまざまな要因が関係する可能性があります。
そのため、
「肩こりだから、とにかく深呼吸をする」
だけでは十分とは限りません。
大切なのは、呼吸・姿勢・動き・生活習慣などを含めて、自分の身体の状態を見ていくことです。
まずは「呼吸に気づく」ことから
肩こりが気になる方は、仕事の合間やスマートフォンを使っているときに、一度呼吸を確認してみましょう。
「息を止めていないか」
「肩に力が入っていないか」
「首をすくめていないか」
「呼吸がしやすい姿勢になっているか」
これだけでも、自分の身体の緊張に気づくきっかけになります。
肩こりを改善するために必要なのは、必ずしも肩を強く揉んだり、無理にストレッチしたりすることだけではありません。
呼吸を通して自分の身体の状態を知り、必要なときに力を抜けるようにすること。
うこれも、肩こりと向き合うための大切な一歩です。
4.「姿勢を良くしよう」と頑張りすぎていませんか?

肩こりに悩んでいる方から、
「姿勢が悪いから肩がこるんだと思います」
という話を聞くことがあります。
そこで、「姿勢を良くしよう」と意識して、胸を張ったり、背筋をピンと伸ばしたりする方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は**「良い姿勢を作ろう」と頑張りすぎることが、身体の緊張につながる場合もあります。**
良い姿勢=ずっと背筋を伸ばすことではない
一般的に「良い姿勢」と聞くと、
「背筋を伸ばす」
「胸を張る」
「肩を後ろに引く」
「お腹に力を入れる」
といった姿勢をイメージするかもしれません。
もちろん、身体を支えるために適度な筋肉の働きは必要です。
しかし、それを長時間ずっと維持しようとすると、身体に余計な力が入り続けることがあります。
特に肩を後ろに引き続けたり、胸を張り続けたりすると、首や肩まわりの筋肉が緊張しやすくなることがあります。
「姿勢を固定する」ことが負担になる
人間の身体は、本来ずっと同じ姿勢でいるためにできているわけではありません。
座っているときも、立っているときも、少しずつ身体を動かしています。
ところが、
「この姿勢が正しいから絶対に崩さない」
と考えて身体を固めてしまうと、同じ筋肉に負担が集中しやすくなります。
例えばデスクワーク中に、
「背筋を伸ばさなきゃ」
と意識し続けて、肩や背中に力が入っていないでしょうか?
それでは、姿勢を良くしているつもりでも、身体にとっては「緊張した姿勢」になってしまう可能性があります。
大切なのは「姿勢」より「姿勢を変えられること」
肩こり対策では、「完璧な姿勢を維持する」ことよりも、同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。
例えば、
座り方を変える。
一度立ち上がる。
肩や腕を動かす。
少し歩く。
深く呼吸する。
こうした小さな動きを取り入れることで、身体の一部分に負担が集中することを避けやすくなります。
つまり、良い姿勢とは「一つの姿勢をずっとキープすること」ではなく、状況に合わせて身体を楽に動かせることとも考えられます。
「肩を下げる」も頑張りすぎない
肩こりがあると、
「肩を下げてください」
と言われることもあります。
しかし、これも「肩を下げ続けなければ」と意識しすぎると、別の場所に力が入ることがあります。
肩を無理に押し下げるのではなく、
「肩が自然な位置に戻る」
くらいの感覚を持つことが大切です。
肩の位置を無理に固定するのではなく、腕を動かしたときに肩甲骨や胸郭などが自然に動くことを目指します。
ピラティスで「姿勢を作る」から「身体を動かす」へ
ピラティスでは、ただ「正しい姿勢を作って止まる」だけではありません。
姿勢を意識しながら、呼吸をし、腕や脚、背骨などを動かしていきます。
その中で、
「どこに力が入りすぎているのか」
「どこを動かすと身体が楽なのか」
「呼吸すると身体はどう動くのか」
を感じることができます。
大切なのは、常に完璧な姿勢を維持することではありません。
必要なときに身体を支え、必要がなくなったら力を抜けること。
このような身体の使い方を身につけることが、肩こり対策にもつながります。
「姿勢が悪いから」と決めつけない
肩こりがあると、「自分は姿勢が悪いから」と考えてしまいがちです。
しかし、肩こりは姿勢だけで決まるものではありません。
ストレス、睡眠、運動量、呼吸、身体の使い方など、さまざまな要因が関係する可能性があります。
だからこそ、「姿勢を正さなきゃ」と頑張りすぎるのではなく、
「今の自分は身体に余計な力が入っていないか?」
という視点で身体を見てみましょう。
良い姿勢とは、無理に作って固めるものではありません。
楽に呼吸ができ、必要に応じて自由に動ける身体。
これを一つの目安として、普段の姿勢を見直してみることがおすすめです。
5.肩だけをほぐしても戻ってしまう理由

肩こりを感じたとき、まず思い浮かぶのが「肩を揉む」「肩をストレッチする」といったケアではないでしょうか。
実際に、肩をほぐすことで一時的に楽になったり、筋肉の張りが和らいだりすることはあります。
しかし、
「そのときは楽になるけど、数時間後にはまた肩が重い」
「マッサージに行っても、数日すると肩がこる」
という方も少なくありません。
なぜ、肩をほぐしているのに肩こりを繰り返してしまうのでしょうか。
その理由の一つが、肩がこる原因そのものが変わっていない可能性があるからです。
「こっている場所」と「負担がかかる原因」は同じとは限らない
肩がこっているからといって、肩だけに問題があるとは限りません。
例えば、デスクワークで長時間パソコンを使っている場合を考えてみましょう。
頭が前に出た状態で長時間作業をしていると、首や肩周辺の筋肉が頭を支えるために働き続けることがあります。
この状態で肩を揉めば、一時的に楽になるかもしれません。
しかし、その後また同じ姿勢で数時間仕事をすれば、再び肩に負担がかかります。
つまり、
肩をほぐす ↓ 一時的に楽になる ↓ 同じ姿勢・動作に戻る ↓ 再び肩に負担がかかる
という繰り返しになってしまいます。
肩こりの「原因」を探すことが大切
肩こりを繰り返している場合は、
「肩がこっている」
という結果だけを見るのではなく、
「なぜ肩に負担がかかっているのか?」
を考えることが重要です。
例えば、
・長時間同じ姿勢でいる
・パソコンやスマートフォンを長時間使用する
・肩や首に力が入りやすい
・呼吸が浅くなっている
・運動不足になっている
・ストレスや緊張が続いている
・身体を動かす機会が少ない
など、さまざまな要素が考えられます。
もちろん、肩こりの原因は人によって異なり、一つに決めつけることはできません。
だからこそ、自分の日常生活を振り返ることが大切です。
「肩をほぐす」+「身体の使い方を見直す」
肩をほぐすこと自体が悪いわけではありません。
むしろ、セルフケアとして取り入れるのも一つの方法です。
ただし、それだけで終わらせるのではなく、
「なぜ肩がこったのか?」
「普段どんな姿勢で過ごしているのか?」
「肩に力が入りやすくなっていないか?」
といった部分にも目を向けてみましょう。
肩を直接ケアすることと、肩に負担をかけにくい身体の使い方を身につけること。
この両方からアプローチすることが大切です。
「動かしていない」ことも肩こりにつながる
肩こりがあると、「肩を休ませた方がいい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、長時間まったく身体を動かさないことも、肩まわりの負担につながる場合があります。
特にデスクワークでは、腕を前に出した状態や同じ姿勢が長時間続きます。
そのため、
「1時間に一度立ち上がる」
「肩や腕を軽く動かす」
「少し歩く」
など、こまめに身体を動かすことを意識してみましょう。
大きな運動をしなくても、日常の中で身体を動かす機会を増やすことがポイントです。
6.肩こり対策は「力を入れる」だけではない

肩こりを改善しようとすると、
「肩を鍛えた方がいい」
「肩をしっかりストレッチしよう」
「姿勢を良くしよう」
など、「何かをする」ことに意識が向きやすくなります。
もちろん、身体を動かしたり、筋力をつけたり、柔軟性を高めたりすることは大切です。
しかし、緊張しやすく肩に力が入りやすい方の場合、もう一つ意識してほしいのが、「力を抜く」ことです。
身体は「力を入れる」だけでは動かせない
私たちが身体を動かすときには、筋肉を働かせる必要があります。
しかし、すべての筋肉に力を入れればいいわけではありません。
例えば、腕を上げるときに肩や首、背中など全身に力が入っていたら、必要以上に身体を緊張させてしまいます。
大切なのは、
必要な筋肉には適切に力を入れ、必要のない部分はリラックスさせること。
この「力のオン・オフ」ができることが、効率的な身体の使い方につながります。
「肩に力が入っている」ことに気づく
まずは、自分がどんなときに肩へ力を入れているのかを知ることから始めましょう。
例えば、
・パソコン作業をしているとき
・スマートフォンを見ているとき
・人と話しているとき
・仕事に集中しているとき
・緊張する場面にいるとき
・疲れているとき
などです。
「気づいたら肩が上がっている」という方は、肩こりそのものだけではなく、日常的な身体の緊張にも目を向けてみましょう。
肩こり対策は「姿勢を固定する」ことではない
「肩こりを改善するために姿勢を良くしよう」
と考えることは悪いことではありません。
ただし、良い姿勢をずっと維持しようとして身体を固める必要はありません。
まとめ

肩こりというと、「姿勢が悪い」「肩を使いすぎている」と考えがちですが、実は身体の緊張やストレス、呼吸、身体の使い方など、さまざまな要素が関係していることがあります。
特に緊張しやすい方は、無意識のうちに肩や首へ力が入り、その状態が長く続くことで肩まわりに負担を感じやすくなることがあります。
だからこそ、肩こり対策では「肩をほぐす」だけではなく、
- 今、肩に力が入っていないか
- 呼吸が浅くなっていないか
- 同じ姿勢を長時間続けていないか
- 姿勢を良くしようと身体を固めすぎていないか
- 日常生活で身体を動かす機会があるか
など、自分の身体の状態を見直すことが大切です。
そして、肩こり対策で意識したいのが、「力を入れること」と「力を抜くこと」のバランスです。
必要なときにはしっかり身体を支え、必要がないときには余計な力を抜く。
この切り替えができるようになると、身体をより効率的に使いやすくなります。
ピラティスでは、呼吸と動きを合わせながら身体を丁寧に動かすことで、自分の身体のクセや力みなどに気づくきっかけを作ることができます。
「気づくと肩に力が入っている」
「マッサージをしても肩こりを繰り返す」
「姿勢を良くしようとすると、逆に身体が疲れる」
そんな方は、肩だけを見るのではなく、身体全体の緊張や動き方に目を向けてみることがおすすめです。
Simple Workoutでは、ピラティスとトレーニングを通して、身体を鍛えるだけでなく、呼吸・姿勢・身体の使い方にも目を向けた運動をご提案しています。
肩こりを「肩だけの問題」と考えるのではなく、日常生活の中で身体がどのように緊張し、どのように動いているのかを知る。
その小さな気づきが、「いつまでも動ける身体」をつくる第一歩になります。
※肩こりに強い痛みやしびれ、腕の力が入りにくいなどの症状がある場合は、自己判断で運動を続けず、医療機関への相談をおすすめします。
