コラム
冬こそ筋トレを始めるチャンス。身体を「守る力」を育てる季節のトレーニング術

寒くなってくると、どうしても外に出るのが億劫になり、家でゴロゴロする時間が増えがちです。気づけば「最近あまり歩いていない」「肩こりや腰の重さがひどくなってきた」「体重がじわじわ増えている…」という方も多いのではないでしょうか。
一方で、冬は一年の中でも「筋トレとの相性がいい季節」です。代謝が上がりやすく、筋肉をつけていくには実は悪くないどころか“チャンス”と言える時期。さらに、風邪や不調に負けない身体づくり、来年に向けた準備としても、冬の筋トレには大きな意味があります。
この記事では、シンプルワークアウトとして「冬にこそ取り組みたい筋トレの考え方」と、「実践しやすいトレーニングメニュー」「継続のコツ」まで、まとめてご紹介します。これから筋トレを始めたい方はもちろん、何度か挫折してきた方も、ぜひ気楽な気持ちで読み進めてみてください。
なぜ冬は筋トレに向いているのか?季節と身体の関係
まずは「なぜ冬に筋トレなのか?」というところから整理してみましょう。多くの方は、「運動は春から」「痩せるなら夏に向けて」と考えがちですが、実は冬のタイミングにはこんなメリットがあります。
- 体温を保つために基礎代謝が上がりやすい
寒い季節は、身体が体温を維持するためにエネルギーを使います。つまり、同じように生活していても、夏より冬のほうが消費カロリーは多くなりやすい状態です。このタイミングで筋トレを取り入れると、「筋肉量アップ × 基礎代謝アップ」の相乗効果が期待できます。 - 年末年始の“体重増”を先回りで予防できる
忘年会、クリスマス、お正月…、イベントが多く、飲食の機会も増える時期です。「毎年、1〜2kg増えて、そのまま戻らない」というお悩みもよく聞きます。この時期に筋トレ習慣を身につけておくと、余分なカロリーを“完全にゼロ”にはできなくても、「増え過ぎを防ぐ防波堤」にすることができます。 - 不調が出やすい季節だからこそ、筋肉が「鎧」になる
寒さで血流が悪くなると、肩こり・腰痛・冷え性・むくみなど、さまざまな悩みが出てきます。筋肉は、血液を送り出すポンプの役割も担っています。特に太もも・お尻・背中などの大きな筋肉を鍛えることで、血流の改善が期待でき、不調対策としても筋トレは大きな助けになります。 - 「来年こそ…」を、今年の冬から前倒しにできる
年明けに「今年こそ運動を…」と誓った経験がある方は多いと思います。ですが、寒い中ゼロから始めるより、「冬のうちに軽くスタートしておく」ほうが、春以降も継続しやすくなります。来年の自分をラクにするために、今の自分が少しだけ頑張るイメージです。
こうした理由から、シンプルワークアウトでは「冬こそ筋トレを始めやすい、そして成果が出やすい」と考えています。

筋トレは何歳からでも間に合う。“守る筋肉”を育てる発想
筋トレと聞くと、「若い人がやるもの」「筋肉ムキムキを目指す人向け」というイメージを持たれる方もいます。しかし、私たちが日々お客様と接する中で、強く感じることがあります。
それは、「筋トレの本当の価値は“守る力”にある」ということです。
・転びそうになったときに、支えられる脚力
・長時間座っていても、腰が悲鳴をあげない体幹
・階段を上っても、息切れしづらい心肺機能
・寒い日に凝り固まりやすい肩周りを支える背中の筋肉
これらはすべて、“見た目の筋肉”ではなく、日常生活を支えてくれる“守る筋肉”です。
特に40代以降は、放っておくと筋肉量はどんどん減っていきます。筋肉は貯金のように勝手に増えませんが、「今から増やす・維持する」ことは何歳からでも可能です。
・運動経験があまりない
・学生時代の体育は苦手だった
・ジムに入会しても続かなかった
こういった方ほど、正しいフォーム・適切な負荷・続けやすいペースさえ整えば、「あれ、意外と私でもできる」と手応えを感じてくださいます。冬に筋トレを始めるときは、「頑張ろう!」ではなく「守る筋肉を少しずつ育てていこう」という気持ちでスタートすると、精神的なハードルもぐっと下がります。
冬に意識したい筋トレの“3つのポイント”
では、実際に冬の時期に筋トレを取り入れるとき、何を意識すべきでしょうか。シンプルワークアウトでは、次の3つを特に大切にしています。
- 「大きな筋肉」から優先的に鍛える
消費カロリーアップや血流改善を狙うなら、太もも・お尻・背中・胸といった“大筋群”を優先的に鍛えるのが効率的です。具体的な種目でいうと、スクワット、ヒップリフト、ローイング(引く動き)、プッシュアップ(腕立て)などが代表的です。これらは難易度の調整もしやすく、自重トレーニングからでも十分に効果を得られます。 - 「頻度」>「一回のキツさ」を重視する
冬はどうしても気分が乗らない日も増えます。「週に1回だけ、ものすごく追い込む」より、「週2〜3回、短くてもいいからコツコツ続ける」ほうが、筋肉にとっても身体全体にとってもプラスです。忙しい方であれば、1回20〜30分程度の筋トレでも十分に価値があります。 - 「固まった部分をほぐす動き」とセットにする
寒い季節は、筋トレ前後にストレッチや軽い動きを入れることで、ケガ予防やパフォーマンスアップにつながります。特に、ふくらはぎ・股関節・肩甲骨まわりは固まりやすいので、ウォーミングアップとして動かしておくと、その後の筋トレがスムーズになります。
これらのポイントを押さえたうえで、次の章では具体的なメニュー例をご紹介します。

冬におすすめの筋トレメニュー例(自宅でもできるベーシック編)
ここでは、「ジムにも通うけれど、自宅でも少し身体を動かしたい」という方を想定して、基本的なメニュー例を載せておきます。すべて自重で行えるものなので、運動経験が少ない方でも取り組みやすい内容です。
(※実際の体力や柔軟性に応じて、回数やセット数は調整してください)
- スクワット(下半身・体幹)
・回数:10〜15回 × 2〜3セット
・ポイント:
– つま先と膝の向きを揃える
– 腰だけを曲げるのではなく、「お尻を後ろに引く」イメージ
– 太ももの前だけでなく、お尻にも効いている感覚を意識する - ヒップリフト(お尻・もも裏)
・回数:10〜15回 × 2〜3セット
・やり方:
– 仰向けに寝て、膝を立てる
– かかとで床を押しながら、お尻を持ち上げる
– 肩から膝までが一直線になるところまで上げ、ゆっくり下ろす - プッシュアップ(腕立て伏せ:胸・腕・体幹)
・回数:5〜10回 × 2〜3セット
・膝つきの姿勢からでもOK
・ポイント:
– 手の幅は肩幅より少し広め
– 腰が反りすぎたり、お尻が上がりすぎたりしないよう注意 - ローイング系の動き(背中)
・自宅では、タオルや軽いダンベル代わりのペットボトルなどでも代用可能です。
・回数:10〜15回 × 2〜3セット
・ポイント:背中で引く意識を持ち、首や肩に力が入りすぎないようにする - 体幹トレーニング(プランクなど)
・時間:20〜30秒 × 2〜3セット
・ポイント:
– お腹に少し力を入れ、腰が反らないようにする
– 肩に力を入れすぎず、「全身で支える」イメージ
これらを組み合わせると、「全身の大きな筋肉をまんべんなく使う」メニューになります。週2〜3回を目安に続けることで、「なんとなく重かった身体」が少しずつ変化していくのを感じやすくなります。

40〜70代の方が冬に意識したいポイント
シンプルワークアウトには、30代〜40代だけでなく、50代・60代・70代の方も多く通われています。この世代の方にとって、冬の筋トレは「若い頃の身体に戻る」というより、「これから先も好きなことを続けるための投資」という意味合いが強くなります。
・長時間の立ち仕事や家事でも、腰や膝が悲鳴をあげにくい身体
・趣味のゴルフや旅行を、無理なく楽しめる体力
・孫と一緒に遊んでも、次の日に動けなくならない回復力
こうした日常の質を守るうえで、「筋トレ+軽い有酸素運動」はとても心強い組み合わせです。特に冬は、外に出るのが億劫になり、歩数が減りがちです。「歩く量が減る → 筋肉が弱る → さらに動きたくなくなる」という負のループに入る前に、筋トレを軸にして身体を少しずつ動かしていくのがおすすめです。
ただし、年齢とともに、関節の可動域やバランス感覚には個人差が大きくなります。そのため、
・膝や腰に既往歴がある
・長く運動から離れていた
・どの程度まで頑張っていいかわからない
といった不安がある場合は、自己流で無理をするよりも、専門のトレーナーに一度見てもらうことを強くおすすめします。フォームを少し修正するだけで、痛みのリスクを減らしつつ、効き目を実感しやすくなることが多いからです。

冬に筋トレが続かない“よくある理由”と、その対策
冬の運動が続かない理由は、決して「意志が弱いから」だけではありません。環境要因が大きく影響していることがほとんどです。代表的なものと、その対策を挙げてみます。
- 外が寒くて出かけるのが嫌になる
→ 対策:
– トレーニングに行く時間帯を「日中の暖かい時間」にする
– 仕事帰りに寄るなら、「一度帰宅すると動けなくなる」人は、カバンにウェアを入れて直行する
– ジムに着くまでの動線をできるだけシンプルにして「考える前に動ける」状態にしておく - 年末の忙しさでスケジュールが読めない
→ 対策:
– 「週に〇回」と決めるより、「今週は2回できたら合格」など、ハードルを下げる
– 1回あたりの時間を40〜60分ではなく、30分程度のショートセッションから始める
– 完璧を目指さず、「ゼロより1回」が積み重なればOKと考える - 目に見える変化が出る前に飽きてしまう
→ 対策:
– 体重だけでなく、「ウエスト周り」「肩こり・腰痛の具合」「階段の息切れ」なども変化の指標にする
– トレーニング内容を時々変え、「新しい種目」「新しい負荷」を取り入れて飽きにくくする
– トレーナーと一緒に「3ヶ月後の目標」「半年後の身体イメージ」を言葉にしておく - 家ではどうしてもサボってしまう
→ 対策:
– 自宅トレは「+α」と割り切り、まずはジムでの時間をしっかり確保する
– 自分ひとりではなく、トレーナーと一緒に進めることで、自動的に「やる環境」をつくる
シンプルワークアウトのようなパーソナルジムや少人数制のトレーニングスペースは、「忙しい方」「やる気にムラが出てしまう方」が、季節関係なく継続するための“仕組みづくり”としても活用していただけます。
シンプルワークアウトでできること:冬の筋トレを「続く習慣」に変える
シンプルワークアウトでは、マシンピラティスやパーソナルトレーニングを通じて、用賀エリアの皆さまの「続けられる運動習慣づくり」をサポートしています。冬の筋トレを始めるうえで、私たちがお手伝いできるポイントをまとめてみます。
- 一人ひとりの生活リズムや体力に合わせたメニュー作成
同じ「週2回トレーニング」でも、仕事や家庭の状況、これまでの運動経験によって、無理なく続けられる内容は人それぞれ違います。カウンセリングでは、「いつ来やすいか」「どんな身体の悩みがあるか」「どれくらいのペースで変化を感じたいか」などをしっかり伺ったうえで、メニューを組み立てます。 - フォーム重視で“効かせる筋トレ”
自己流の筋トレでよくあるのが、「頑張っているのに効いている感じがない」「膝や腰が痛くなってしまう」というお悩みです。シンプルワークアウトでは、重さや回数よりもまずフォームを重視し、「狙った筋肉にしっかり効かせて、関節への負担は最小限」にすることを大切にしています。 - マシンピラティスとの組み合わせで、姿勢から整える
筋トレで筋力をつけつつ、マシンピラティスで姿勢や身体の使い方を整えることで、日常動作がグッと楽になるケースも多く見られます。
・肩が前に入ってしまう
・反り腰気味で腰に負担がかかりやすい
・猫背で呼吸が浅くなりがち
こうした姿勢のクセが改善されると、筋トレの効率も上がり、冬の冷えやコリも和らげやすくなります。
- 「モチベーション任せ」にしない仕組み
・予約を入れることで、先にスケジュールを確保する
・トレーナーと目標や課題を共有しておく
・小さな変化も一緒に振り返る
こうした積み重ねによって、「今日はやめておこうかな…」という気持ちになりやすい冬でも、淡々と続けやすい環境を整えています。

まとめ:今の冬から始める“来年の自分へのプレゼント”としての筋トレ
冬は、「運動から遠ざかる季節」と思われがちですが、見方を変えれば「筋トレを始めるには絶好のタイミング」です。
・基礎代謝が上がりやすい
・年末年始の体重増加対策になる
・肩こりや腰痛、冷えなどの不調予防につながる
・来年以降の自分をラクにする“先行投資”になる
筋トレは、派手な変化が一気に訪れることは少ないかもしれません。ですが、「階段が少し楽になった」「肩こりが前ほどつらくない」「疲れにくくなった」など、日常の中でふと気づく変化が、じわじわと積み重なっていきます。
もし今、「そろそろ本気で身体を整えたい」「来年こそは疲れにくい身体で過ごしたい」と感じているなら、そのスタートを“春まで待つ必要”はありません。むしろ、今の冬から始めておくことで、春には一歩進んだ状態の自分でスタートを切ることができます。
シンプルワークアウトでは、「激しいトレーニング」よりも、「続くトレーニング」「生活になじむ筋トレ」を大切にしています。運動が久しぶりの方も、筋トレ経験者の方も、それぞれのペースに合わせてサポートしますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
この冬、一緒に“守る筋肉”を育てていきましょう。
