コラム
朝の疲労感は“寝返り不足”が原因? 睡眠の質を上げる姿勢とカラダの整え方

「しっかり寝たはずなのに疲れが残る…」
「朝スッキリ起きられない」
こうした悩みの裏側に、実は**“寝返り不足”**が関係していることをご存じでしょうか?
睡眠といえば「寝る時間」や「寝具」に意識が向きがちですが、
実は、身体が夜にどう動いているかも、翌日のコンディションを大きく左右します。
この記事では、
・寝返りの役割
・寝返り不足が疲労感につながる理由
・寝返りが減る人の特徴
・寝返りしやすい身体づくりの方法
を、わかりやすく解説していきます。
1. 寝返りは“睡眠のメンテナンス”動作
寝返りはただの習慣的な動きではなく、
実は身体のバランスと回復に欠かせないメンテナンス行為です。
●寝返りの主な役割
身体の歪みをリセットする 日中に溜まった身体の緊張や偏りを調整する働きがあります。 血流を確保する 長時間同じ姿勢でいると血流が滞りやすく、筋肉がこわばります。 寝返りによって体圧が分散されることで、血液の巡りが保たれます。 体温調整を助ける 深部体温の変化は眠りの質に直結。寝返りは熱のこもりを防ぎ、快適な温度をキープします。 呼吸の質を保つ 同じ姿勢が続き胸郭が固まると呼吸が浅くなります。 動くことで胸周りがリラックスし、深い呼吸につながります。
寝返りにはこれらの重要な役割があり、
人は一晩で20〜30回ほど寝返りをすると言われています。
しかし、この回数が少なくなると——
翌朝のスッキリ感が大きく損なわれてしまいます。
2. 寝返りが少ないと翌朝疲れる理由
「動いていない=よく寝ている」と思われがちですが、
実際にはその逆で、適度に動けている方が睡眠の質は高いのです。
●理由①:筋肉が固まり、血流が悪くなる
同じ姿勢が続くほど、筋肉は緊張し血流が低下。
特に、肩・首・腰まわりは影響を受けやすく、朝起きた時にこわばりや痛みが出やすくなります。
●理由②:背骨が固まり寝起きの動きが重くなる
背骨は本来ゆるやかにしなり、柔軟に動きます。
寝返りが少ないと、背骨が夜のうちに固まったまま。
起きると「体が重い」「背中が詰まる」と感じるのはこのためです。
●理由③:深い睡眠に入りにくい
寝返りをすることで身体にかかった負荷を調整しているため、
動かないことで不快感が蓄積し、結果として睡眠が浅くなりやすい状態に。
●理由④:呼吸が浅くなる
胸郭(肋骨周り)が夜に固まると呼吸は自然と浅くなります。
呼吸の浅さ=酸素の取り込みが低下
これは翌朝の「だるさ」「頭がぼんやりする」感覚につながります。
3. 寝返りが少ない人の特徴

寝返りの回数には個人差がありますが、
次のような要因があると 寝返りが極端に少なくなりやすい です。
●①猫背や反り腰など姿勢の崩れ
背骨がスムーズに動かないと、寝返りという全身運動がしづらくなります。
●②肩・股関節が硬い
寝返りは腕や脚の動きも使います。
関節が硬いと、動作そのものが負担になります。
●③体幹が弱い
寝返りは体幹の“ひねり”の力が必要。
腹筋や背筋が弱いと転がる動作が増えません。
●④ストレスで寝つきが悪い
ストレスが高いと筋肉の緊張が続き、身体が固まって動きづらくなります。
●⑤寝具が合っていない
・柔らかすぎるマットレス
・沈み込みすぎて動けない枕
なども寝返りの妨げになります。
4. 寝返りしやすい身体を作るためのアプローチ

寝返り不足は、言い換えれば
**“寝返りできるだけの身体の余裕がない”**とも言えます。
ここでは、今日から取り入れられる改善策をご紹介します。
◆①寝る前に「背骨の動き」を整える
寝返りの主役は背骨です。
おすすめは キャット&カウ(四つ這いで背骨を動かすエクササイズ)。
息を吐きながら背中を丸める 吸いながら胸を開いて背中を反らす 10〜15回程度
背骨が柔らかくなり、寝返りの動きがしやすくなります。
◆②胸郭まわりをゆるめて呼吸の質を整える
・腕を大きく回す
・胸を開くストレッチ
・深呼吸を数回行う
これだけでも寝返りの“動き出しの軽さ”が変わります。
◆③股関節のストレッチで下半身の動きを軽く
寝返りは脚の重さの使い方が大切。
・お尻のストレッチ
・太ももの前後のストレッチ
を行うだけで、寝返りしやすい土台が整います。
◆④日中の座りっぱなしを減らす
長時間同じ姿勢で座ることで、
背骨・骨盤・肩まわりが硬くなり、夜の寝返りが減少します。
1時間に1度は軽く立って伸びるだけで違います。
◆⑤軽い体幹トレーニング
寝返りには体幹のひねり力が必要です。
おすすめは「デッドバグ」「サイドプランク」などの安定系。
寝る前でなくてもOK。日々の積み重ねが効果的です。
5. 寝具の見直しも効果的
寝具は意外と影響が大きいポイントです。
●ポイントは“動きやすさ”
柔らかすぎるマットレスは寝返りがしづらい 高すぎる枕は首を固定してしまう 汗を吸わない掛け布団は熱がこもりやすく、寝返りが増えにくい(質の良い寝返りに繋がらない)
寝返りが増える寝具=
「必要な時に自然と動けるだけの適度な硬さがあること」
を意識すると選びやすくなります。
6. 朝スッキリ起きたいなら“動ける身体”が最優先

寝返りは「自律神経」「呼吸」「血流」と密接に関わっているため、
寝返りしやすい身体=回復しやすい身体 と言えます。
つまり、
朝のスッキリ感は「寝る時間」だけでなく
“夜に身体がどれだけ自然に動けていたか”
にも左右されます。
姿勢が乱れ、筋肉が固まり、関節が動きづらい状態では、
寝返りは減り、睡眠の質は必ず落ちます。
日中の運動量を少し増やすこと、
寝る前の軽いストレッチ、
体幹トレーニングを習慣化していくことが
朝のコンディションを大きく変えてくれます。
まとめ

寝返り不足による“朝の疲労感”は、ただの睡眠の問題ではなく、
身体が夜の間に十分に動けていないことが原因です。
背骨・胸郭・股関節が硬いままだと、寝返りが減り、
血流低下や筋肉のこわばりによって睡眠の質は確実に落ちます。
逆に、
姿勢が整い、呼吸が深く、体幹が安定した身体は、自然と寝返りが増え、朝スッキリ起きられる状態へと変わっていきます。
Simple workout では、
・背骨のしなりを取り戻すエクササイズ
・胸郭の動きと呼吸の改善
・股関節の柔軟性向上
・体幹の安定性を高めるトレーニング
など、寝返りしやすい身体をつくるためのアプローチをマンツーマンでサポートしています。
「寝ても疲れが取れない」
「朝スッキリ起きられない」
「体が固まって寝返りしづらい気がする」
そんな方こそ、一度身体の動きや姿勢を見直すことで、
夜の睡眠だけでなく 日中のコンディションまで大きく変わります。
用賀エリアで、睡眠の質を根本から改善したい方は、
ぜひ Simple workout にご相談ください。
一人ひとりの身体に合わせて、“動ける身体づくり”を丁寧にサポートいたします。
