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見えない筋肉が、あなたの動きを変える― 本当に体を変えるのは「意識されない筋肉」だった ―

「筋トレをしているのに、なぜか体が楽にならない」
「運動はしているのに、疲れやすさが変わらない」
「姿勢を意識しているけれど、すぐに戻ってしまう」
simple workout用賀に来られる方の多くが、こうした悩みを抱えています。
そして実際に体を見ていくと、共通していることがあります。
それは、
見えない筋肉が、ほとんど使われていないということ。
この記事では、「見えない筋肉」がなぜ動きを変えるのか、
そして、なぜそこを整えることが体づくりの本質なのかを、
できるだけ分かりやすくお伝えします。
私たちは「見える筋肉」ばかりを使いすぎている

多くの人が「筋肉」と聞いて思い浮かべるのは、
腹筋 太もも 背中 腕
といった、鏡で確認できる筋肉です。
実際、これらは動作を生み出すうえで重要な筋肉でもあります。
しかし問題は、
それらの筋肉が“主役になりすぎている”ことです。
本来、体は
見えない筋肉が土台をつくり 見える筋肉がその上で動く
という順番で機能します。
ところが、見えない筋肉がうまく働いていないと、
見える筋肉が「代わりに頑張る」しかなくなります。
見えない筋肉(インナーマッスル)の役割とは

見えない筋肉とは、体の深層にある筋肉群のことです。
代表的なものには以下があります。
腹横筋:お腹をコルセットのように支える 多裂筋:背骨を1本1本安定させる 横隔膜:呼吸と体幹安定の要 骨盤底筋群:下から体を支える土台
これらの筋肉の共通点は、
「強く縮めて使う」筋肉ではないということ。
役割は、
姿勢を保つ 関節を安定させる 動きのブレを防ぐ
つまり、
動く前に、体を整える筋肉です。
見えない筋肉が使えていない体の特徴

見えない筋肉が働いていないと、体にはいくつかのサインが現れます。
動くたびに力が入る 呼吸が浅い 姿勢を意識しないと保てない 動作がガチャガチャしている すぐに疲れる
本人は一生懸命動いているつもりでも、
体の中では「非効率な動き」が起きています。
これが、
「頑張っているのに、変わらない」原因です。
見えない筋肉が働くと、なぜ動きが変わるのか
では、見えない筋肉が使えるようになると、何が変わるのでしょうか。
① 力を出す準備が整う
インナーマッスルは、動作の前に働きます。
この準備が整うことで、関節が安定し、
アウターマッスルは必要な分だけ力を出せるようになります。
→ 無駄な力みが減ります。
② 動きに「余裕」が生まれる
体の土台が安定すると、
動作のスピードや方向を微調整できるようになります。
→ 動きが滑らかになります。
③ 呼吸と動きがつながる
横隔膜がしっかり働くと、
呼吸が深くなり、体幹も安定します。
→ 動いても息が上がりにくくなります。
日常動作でこそ、違いがはっきり出る
見えない筋肉の変化は、派手ではありません。
しかし、日常生活の中で確実に差が出ます。
椅子から立ち上がるのが楽 長時間座っても腰がつらくならない 歩くときに脚が軽い 荷物を持つときに不安がない
こうした変化は、
筋力が「増えた」からではありません。
体の使い方が変わった結果です。
「鍛える」よりも「使えるようにする」

見えない筋肉は、
回数をたくさんこなしたり、重い負荷をかけたりしても、
うまく働くようにはなりません。
必要なのは、
正しい姿勢 丁寧な動き 呼吸への意識 自分の体を感じる時間
だからこそ、simple workout用賀では、
動きの量よりも「質」を大切にしています。
simple workout用賀が「見えない筋肉」にこだわる理由

体を変えたい、痛みを減らしたい、動きやすくなりたい。
そのすべての土台にあるのが、見えない筋肉です。
ここが整っていない状態で、
筋トレを増やす 回数を増やす 強度を上げる
ことは、
例えるなら「歪んだ土台の上に家を建てる」ようなもの。
まず整える。
そして、必要なところに力を足す。
この順番を大切にしています。
まとめ:体を変える鍵は、見えない筋肉にある

体を変えたいと思ったとき、私たちはどうしても
「見た目」「筋力」「運動量」といった、分かりやすい指標に目が向きがちです。
もっと鍛えなきゃ もっと動かなきゃ もっと頑張らなきゃ
でも、実際に多くの方の体を見てきて感じるのは、
体が変わらない原因は、努力不足ではないということです。
むしろ多いのは、
「すでに十分頑張っているのに、方向が少しズレている」ケース。
見えない筋肉は「変化のスイッチ」
見えない筋肉は、体の主役ではありません。
目立たず、力強さも感じにくい。
けれど、
この筋肉たちが働き始めると、体の中で静かにスイッチが入ります。
動く前に、体が整う 力を入れなくても、安定する 無理をしなくても、姿勢が保てる
この変化はとても地味です。
だからこそ、多くの人が見落としてしまいます。
しかし、この「地味な変化」こそが、
動きやすさ・疲れにくさ・不調の出にくさを決定づけています。
見た目の変化は、結果として後からついてくる
見えない筋肉が整うと、
動きがスムーズになり 無駄な力みが減り 日常動作が楽になります
すると自然と、
余計な緊張が抜け 体のラインが整い 呼吸が深くなり
結果として、見た目も変わっていくのです。
つまり、
「見た目を変えよう」と直接アプローチするよりも、
「体の使い方を変える」方が、結果は早く、長続きします。
年齢を重ねるほど、重要になる理由
年齢とともに、
回復が遅くなる 無理がきかなくなる 不調が出やすくなる
これは自然な変化です。
だからこそ、
力で押し切る体の使い方ではなく、
支え合い、協調して動く体が必要になります。
その中心にあるのが、見えない筋肉です。
若い頃と同じやり方が合わなくなってきたと感じたら、
それは衰えではなく、
「体の使い方を変えるタイミング」なのかもしれません。
「頑張らないと保てない体」から卒業する
姿勢も、動きも、
意識しないとできない状態は長く続きません。
本当に目指したいのは、
意識しなくても保てる姿勢 気づいたら楽に動けている体 日常生活がトレーニングになっている状態
そのために必要なのは、
気合や根性ではなく、
体の内側の仕組みを整えることです。
最後に
体は、ちゃんと理由があって今の状態になっています。
そして、変わるときも、必ず理由があります。
その理由の多くは、
目に見えないところで起きています。
もし今、
何をしても変わらない これ以上頑張るのは不安 でも、体は良くしたい
そう感じているなら、
一度「見えない筋肉」に目を向けてみてください。
体を変えるヒントは、
いつも静かに、体の奥にあります。
